木の魅力
ATTRACTIVE
健康と快適をつくる
木の魅力について
足の裏で感じる
無垢材の魅力
内装材として木の魅力は、肌触りの良さにあります。特に肌に多くふれる床材に無垢の木を使用しているとスリッパを履いていなくても足の裏から体温が逃げにくく、夏場に足の裏に汗をかいた時も適度に吸収してくれる大変優れた素材です。
無垢の木はへこんだり傷つきやすいといわれますが、どんな素材も生活していればある程度の傷みが出てしましいます。表面だけを綺麗に仕上げている材料はえぐれてしまった部分を補修するとみすぼらしくなりますが、無垢材はそれも「味」に変えてしまいます。また、木の種類にもよりますが、軽いへこみ程度なら、霧吹きで水をかけアイロンの蒸気を当てれば元に戻る場合もあります。
そして、年を重ねるごとに深まっていく風合いは、どこか人に通じるものがあり、家族とともに無垢の木も歳をとり、愛着あるものになっていただけることと思います。
大切な衣類も守る
調湿性を活かした、ヒノキ材
衣類の整理収納でも木という素材の大変な能力を発揮します。なぜなら、木には内部の湿度状態を一定に保つ調湿性の効果と、木目や風合いの美しさ、手触りの良さといった感性的な魅力が備わっているからです。これはプラスチックや塩ビなどの樹脂系の素材にはみられないものです。
この様なことから、昔から大切な着物の保管には桐が使われてきましたし、ふとんをしまう押入れの中には木が貼られているのです。ヒノキなどは防カビ効果や対抗菌性が高く、快適に住まうには最適な材料となります。
私たちすまいる建築工房は、木の優れた性質で人が快適に住まうのはもちろん、大切な衣類にも優しい、木の素材を活かした家づくりをご提案しています。
快適も安全も備える
耐震面からも理にかなった木造軸組構造
木の特性を活かした木造軸組構造とは、壁(面)で構成されるものとは違います。引っ張りや圧縮力に強い木の特性を活かし、地震の揺れを吸収する理にかなった工法です。
また、軸組構造は、木がしっかりと無理なく組み合わさり、構造的な美しさが意匠的な美しさに繋がり、建築のダイナミズムをも感じさせてくれます。
そんな地震にも強く美しい木の家に長く住み続けると、木の経年劣化は味のある風合いとなって表れてきます。これは工場生産される新建材にはない無垢の木の魅力です。自然素材の仲間である漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)でも同じことが言えます。ただ、美しい経年劣化を楽しむためにはそれなりの手入れも必要です。汚れがついたら固く絞った雑巾で拭きとったり、表面保護のために調湿性を損なわない程度にオイルを塗装するのも良いと言われています。
美しく保つためには手入れが必要ですが、言葉を裏返せばこれだけの簡単な手入れで長く綺麗で快適に暮らすことができます。
健康と快適をつくる
木の5つの魅力
木は、居住空間をやさしさと温もりで調和させ、他の建材とは一味違う住み心地を演出してくれます。また、経年劣化も少なく、重さあたりの強度も抜群で、建材としてバランスのとれたものといえます。
調湿作用
木材には、湿気が多い時には水分を吸収し、反対に湿気が少ない時には水分を放出するという調湿作用をもっています。たとえば保存物を守るために、博物館の収蔵庫は木を張り巡らせている所も多く、木の優れた調湿作用を活用しています。
ストレス緩和作用
同じ一本の木材であっても、切る方向や部位が違えば、異なる木目が現れます。その木目の自然なゆらぎには人の心を落ち着かせる効果があります。また、木の香りは森林浴をしている様な鎮静作用があり、木肌に触れると血圧が低下することも認められています。
殺菌・消臭作用
木の香りの成分の1つであるフィトンチッドには、殺菌・消臭効果があり病原菌の繁殖をおさえる効果があります。また、子供のアレルギーの原因となっているダニの繁殖を抑制する働きもあります。さらに、木のもつ調湿作用は、湿気を好むカビが発生しにくい環境をつくります。
断熱性・弾性
木の熱伝導率はコンクリートの約10分の1、鉄の約100分の1と低いため、長時間体がふれていても体温が奪われにくく、冷たさも感じにくいです。また、転んだ時のショックを受け止める衝撃吸収性や、歩行しやすい適度な弾性があり、私たちが生活するうえで理想の床材となってくれます。
音響・紫外線吸収効果
木には高音、中音、低音を適度に吸収しながら、「ほどよい残響」を残してくれるという特性があり、音を美しく響かせるので、木を内装材に使った空間はリスニングルームとしても適しています。また、木には表面で反射される光の他に、木の内部に少しだけ入って反射が弱まる光があり、窓から入り込む有害な紫外線反射を抑え目や肌を保護する働きもあります。